私はウォーレン・バフェットさんが大好きだ。
自分を過大評価も過小評価もすることなく、淡々と仕事を続けている男性だから。
目の前の人や事象に踊らされることなく、自分のスタイルを突き通していらっしゃるから。
その彼に関する本を読んでいるので、投資価値がある会社について書こうと思ったのだが・・・いやいや、それよりも私の関心をひく文章を見つけてしまった。
以下に添付する
個人的な見解ですが、私が稼いだお金の大半は社会のおかげです。もし私がバングラデシュやペルーなど、市場が整備されていない土地に放り出されたら、私は才能を生かすことができません。(中略)世界では、優秀な教師になっても、あまりお金をもらえません。素晴らしい看護婦になっても、やっぱりお金をもらえません。(中略)この市場システムで優遇されていたり、あるいは何がしかの才能があることによって様々な財やサービスを購入する力を与えられているのであれば社会はその人に、それ相応の負担を求めることができると私は考えます。(中略)稼いだ金額の大きさに後ろめたさを感じることはありません。私自身はこのお金を、社会が発行してくれた引換券だと考えています。この引換券あh消費に変えることもできます。そのきになれば、一万人の人を雇って私の自画像を毎日描かせることもできるでしょう。それでもGNPは成長します。しかしそれによって得られる生産物の価値はゼロです。それに、私がそこで一万人を雇ってしまったら、エイズ研究や教育、看護などの分野に進むべき人材がその分減ってしまいます。そんなことはしたくありません。(中略)私と私の妻が死んだら、この引換券はほぼ全て慈善事業に寄付されるようにしようと思っています。
お恥ずかしながら、寄付の概念がわかりにくかった私が、フッと腑に落ちた。
自分の職業が文章の中に提示されていたことも大きいが、彼の口からなぜお金を稼ぐのか。そして、それをどのように使用するのかを教えてもらえて、本当に救われた。
私もお金を稼いでみたいとも思ったし、それを使うことなく、慈善団体に寄付することも、とても誇り高いことだと考えた。
加えて、バフェットさんにはどんどん稼いでいただきたいと思った次第です。
この本より抜粋しました。
ウォーレン・バフェット 自分を信じるものが勝つ!